異常な露出プレイを行ってからすでに小一時間はたったであろうか。

つかれきった人妻に水を飲ませ、寝かせてやった。
遠くに温泉宿の灯りが見えた。主が言うには目的地はそこらしい。

程なく人妻が寝入った頃、主はこの女との馴れ初め、
なぜこんな変態夫婦になったのかそんな話を淡々と語り始めた。

聞けば、この女は2年前まで、まともなSEXすら知らぬ
キャリア組、東京で一人暮らし、すべてを兼ね備えた女だったという。
確かに容姿は美しく、主のような無骨で山男のような風貌の男とは不釣合いだった。

最初に出会ったのは仕事の関係だったという。
その後、SMサイトの初心者の投稿にメールを出したらそこで運命の再開。
エゴマゾでアクメも良く解ってない小娘だった我侭女を徹底的に躾たそうだ。

確かに、女のエロティシズムは妄想に陥りやすい。
男性のそれよりも現実離れしている分、表面にも出辛い。

この女がキャリア組の独身女として華々しい暮らしを送る中で
満たされず醸成され歪んだ性がこの醜態なのだ
こんな女は良く見かける…。

一件の大きな温泉宿に着いた。
宿の名前は雑誌でも良く見かける、古い日本建築の老舗な温泉だ。

世間は平日だし、温泉街も閑散としていた。

女中たちが主をみて旦那さまお帰りなさい、と口々にいう。

着衣も乱れ、顔を紅潮させた女を女将さんと女中たちが呼ぶ。

どこか羨ましそうな表情で女将を見た後、女中たちは俺に目配せをしてくる。

主人が旦那様で、人妻が女将、、、。

女中頭と思しき女が、
乱れて愛液でべたべたな女将にバスローブを掛け去っていく。

この夫婦の世俗から離れたド変態ぶりの訳は
ここまでたどり着いてやっと理解が出来た。

「お客様、こちらへどうぞ」

そう言われ、若い女中が俺を部屋に通した。
古い日本の建築で、今の建物は明治に増築されたものらしい。

二階の奥の大きな襖を指し、
「こちらでお寛ぎ下さい。」と女中は去っていった。

中に入る。

灯篭がともる和室、
壁には架台、天井の梁からは何本もの縄、
床には一面の真っ白な布が敷かれている


中央で緩く縛られ平伏した一人の女。

その女の上に腰を落とし煙管をふかすもう一人の女。さっきの女中頭だ。

縛りを進めているのは別の女中だ。


灯篭の明かりの届くか届かないかの位置に
初めて見る1人の締め込みの男が正座で微動だにせず縛りの様を見ている。
その横にも平伏した一人の男。

俺を含めてサド3人、マゾ3人。

静かに部屋に入ってきた旦那は、
和装に着替えて、それまでとはまったく異なる雰囲気だ。

旦那はもう一つの灯篭に灯りを点けながらこう言った。

いい面子、揃いましたよ。ゆっくり楽しみましょう、客人。

<続く>



  蹂躙される人の妻
  蹂躙される人の妻 Ⅱ
  蹂躙される人の妻 Ⅲ
  蹂躙される人の妻 Ⅳ
  蹂躙される人の妻 Ⅴ

  蹂躙される人の妻 Ⅵ 近日公開